「薬剤師資格を持っているのに、なぜかキャリアが安定しない」
これは、意外と珍しい話ではありません。
特に最近は、薬剤師の働き方も多岐にわたり、薬局や病院だけじゃなく
CRO、製薬企業、医療広告代理店、学術職など、“薬剤師資格を活かせる企業職”に興味を持つ人も増えています。
しかし実際には、思っていた仕事内容と違う、残業が多すぎる、人間関係がきつい、興味が続かない、転職を繰り返して経歴がボロボロになる……というケースもあります。
今回は、20代で短期離職を3回経験し、一時は「もう正社員は無理かもしれない」とまで悩んだ赤井さん(仮名)に、当時のリアルを聞きました。
「薬剤師になりたくない」から始まったキャリア
やくばれ運営者:
今日はよろしくお願いします。まず、赤井さんの経歴を簡単に教えてください。
赤井さん(仮名):
よろしくお願いします。私は薬学部を卒業して薬剤師免許を取ったんですが、最初から「薬局薬剤師になりたい」という感じではありませんでした。
やくばれ運営者:
最初から企業志望だったんですね。
赤井さん(仮名):
はい。大学時代から色んなことに興味があって、研究、医療ビジネス、広告、ライティング、マーケティングなどにも関心がありました。
薬剤師資格があれば、薬局以外でも色々な働き方ができるんじゃないかと思っていました。
CRO、学術、広告代理店……企業を転々
やくばれ運営者:
最初はどんな会社に入ったんですか?
赤井さん(仮名):
最初はCRO系の会社でした。でも半年くらいで辞めてしまいました。
やくばれ運営者:
かなり早いですね。理由は何だったのでしょうか?
赤井さん(仮名):
お医者さんと話す機会が多い仕事だったのですが、医者に媚び売るような感じがどうも性に合わず…(もちろん媚びを売らず堂々と接している方も多いです)
書類業務もかなり多く、自分にはあまり向いていないと感じました。
「転職すれば解決する」と思っていた
やくばれ運営者:
その後も企業に転職したんですか?
赤井さん(仮名):
はい。次は学術系、その次は医療系広告代理店に行きました。
でも、どちらも長くは続きませんでした。人間関係が合わなかったり、残業が0時を超えるくらいとんでもなく多かったりして……。
やくばれ運営者:
毎回、転職サイトは使っていたんですか?
赤井さん(仮名):
はい。dodaのような大手転職サイトを使っていました。
でも今振り返ると、薬剤師のキャリアや医療業界の内情に詳しい担当者に相談していたわけではなかったので、自分に合わない会社に入ってしまっていたと思います。
気づけば20代で短期離職3回。ニート期間も
赤井さん(仮名):
気づいたら、半年、数ヶ月、1年くらいで辞めた職歴が並んでいました。
勢いあまって辞めたせいで、途中でニートの時期もありました…薬剤師資格があるのに、工場バイトをやったこともあります(笑)
履歴書を見るたびに、「もう人生終わった…」と思っていました。
スマホで短期離職者の経験ブログなんかを読み漁ってました。
やくばれ運営者:
薬剤師資格があっても、不安でしたか?
赤井さん(仮名):
かなり不安でした。
ネットでは「薬剤師は転職しやすい」と書かれていることも多いですが、私のように短期離職が多いと、さすがに採用されないのではと思っていました。
「一旦、薬剤師をやろう」と決めた
赤井さん(仮名):
企業を転々として、自分には一度きちんと現場経験を積む必要があると思いました。
刺激を求めすぎて、自分を消耗させていたのかもしれません。
だから、一旦薬剤師として薬局で働こうと決めました。
大手の薬剤師転職サイトを複数登録した理由
やくばれ運営者:
薬剤師として転職活動を始める時、どう動きましたか?
赤井さん(仮名):
まず、薬剤師専門の転職サイトを複数登録しました。
短期離職が多かったので、1社だけだと厳しいかもしれないと思ったんです。
それに、担当者との相性もあると思ったので、複数のエージェントと話して比較したいと思いました。
かなりのサイトを登録したのですが、実際に登録して、対応がよかったのは以下サイトです。
ファルマスタッフ
薬剤師の求人・転職なら!【レバウェル薬剤師】
薬剤師の転職・派遣はファル・メイト
転職エージェントによって全然違った
赤井さん(仮名):
実際に何人かのエージェントと話しましたが、担当者によって全然違いました。
とにかく応募しましょうという人もいれば、私の経歴を見たうえで、かなり丁寧に戦略を考えてくれる人もいました。
やくばれ運営者:
最終的には、相性の良い担当者と進めたんですね。
赤井さん(仮名):
はい。一番親身だったエージェントさんと進めました。
短期離職についても、面接でどう説明するか、どこまで正直に話すべきか、どんな薬局が合いそうか、かなり細かく相談に乗ってくれました。
「短期離職が多いなら応募数を増やしましょう」
赤井さん(仮名):
特に印象に残っているのは、「短期離職が多い人は、普通の人より応募数を増やした方がいい」と言われたことです。
最初は少しショックでした。でも冷静に考えると、その通りだと思いました。
やくばれ運営者:
かなり現実的なアドバイスですね。
赤井さん(仮名):
はい。でも、変に慰められるより信頼できました。
面接でも「前職が悪かった」と言いすぎるのではなく、「自分がどんな環境なら長く働けるか」を軸に話した方がいいと教えてもらいました。
大手薬局に内定。しかも年収アップ
やくばれ運営者:
結果はどうでしたか?
赤井さん(仮名):
最終的に、大手薬局2社から内定をもらうことができました。
しかも、そのうちの1社では、前職より80万円ほど年収が上がりました。
やくばれ運営者:
それはかなり大きいですね。
赤井さん(仮名):
前職は残業がかなり多かったのですが、転職後は残業が減りました。
残業は減ったのに、給料は上がったので、本当に転職してよかったと思いました。
現在は2年以上勤務。「やっと普通に働けている」
やくばれ運営者:
今はどれくらい続いているんですか?
赤井さん(仮名):
もう2年以上続いています。自分でも驚いています。
環境がよく、辞める理由が全然ないくらいです。
もちろん、たまに変な患者さんに気が滅入ることはありますが(笑)
やくばれ運営者:
それはすごい。かなり安定しましたね。
赤井さん(仮名):
待遇の良さや人間関係が大きいと思います。
もちろん仕事なので大変なことはありますが、企業時代のように「毎日辞めたい」と思うことはなくなりました。
「転職回数が多い=人生終了」ではない
やくばれ運営者:
最後に、同じように悩んでいる人へ伝えたいことはありますか?
赤井さん(仮名):
短期離職って、本当に自己肯定感が下がります。むやみにやるものではないなと改めて思います。
でも、合わない環境で無理して壊れるより、自分に合う働き方を探した方がいいと思います。
ただし、「薬剤師資格があるから余裕」とも思わない方がいいです…。
短期離職が多いなら、転職活動の進め方や面接対策はかなり大事です。
転職エージェントを使うべきだと言われるのがよく理解できました(笑)
やくばれ運営者コメント
薬剤師は資格職なので、一般職よりは再スタートしやすい職業です。
しかし、短期離職が多い、企業転職を繰り返している、ブランクがある、自己分析が曖昧といった状態では、転職難易度は普通に上がります。
- 短期離職で悩んでいる
- 次こそ転職に失敗したくない
- 企業から薬剤師に戻りたい
- 残業や人間関係に疲れている
- 自分に合う薬局を探したい
このような人は、薬剤師専門の転職サイトを複数登録して、担当者を比較してみるのがおすすめです。
特に赤井さんのように、経歴に不安がある人ほど、求人紹介だけでなく、面接対策や退職理由の整理までサポートしてくれる担当者を選ぶことが重要です。
今回、赤井さんがおすすめしていたのは以下のサイトになります。
ぜひご参考になれば幸いです。

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